2013年10月25日金曜日

鶴見済×雨宮処凛×だめ連(神長+ぺぺ)座談会

去年ロフトプラスワンで行った『脱資本主義宣言』発売記念イベントから。 当初考えていたテーマは90年代の生きづらさと現在の生きづらさの比較。
前半の話題は、
●就職すればいいのか、就職できれば幸せなのか、それとも降りて生きればいいのか。
●反貧困と労働の拒否は相容れない。
●311以降、起きないと思っていた大反対運動が起き、生きやすくなった。
等々。

出演:鶴見済、雨宮処凛、だめ連(神長恒一+ぺぺ長谷川)
場所:新宿ロフトプラスワン、2012年7月24日




雨宮処凛さん退席後の後半は濃いトークが続く。話題は、
●自殺のこと、●レイヴのこと、自然界のこと、●ドラッグのこと、●質疑応答
等々。ぺぺ長谷川氏の歌もあり。


2013年10月4日金曜日

生死と自然界の話@幸せだ大学

このトークは毛色が変わっていて、ちょっと面白い。
イベントのテーマが「宗教」だったので、自殺・死、天国、自然界、物質循環、資本主義、人間中心主義、自意識過剰の地獄、等々の話をしている。以下要点。
●神はいないと思っていた。いるならなぜ、この俺を助けないんだと。天国なんて理科の教科書を見ても、物理的にないからさ。
●自分の体を構成する物質も、生前も死後も、自然界のなかで物質循環している。それを考えたら世界への愛着がわくようになった。
●人間界の経済は、自然界のことを勘定に入れることができないので、歯止めがきかない。
●経済の問題だけでなく、生きづらさも「人間中心主義」から来る。「他人からどう思われるか」ばかり気にして、互いの内面読みにはまっていると、人間関係の外側の世界が見えなくなる。
●鏡を2枚合わせた「合わせ鏡」のなかには、無限に広がる奥深い世界があるように見えるが、実際には何もない。人間が互いの内面を読み合っている様子は、この合わせ鏡のなかを覗き込んでいるようだ。
●「海に降る雪」を思うと心が落ち着く。こうしている今も、北極海のどこかで海にしんしんと雪が降っている。人間も生き物も何もいなくても、世界はずっと続いている。

※ちなみに「幸せだ大学」はロバート・de・ピーコ企画のイベントで、この会は中野区野方のこたか商店の閉店記念イベントの一環として、店先に人を集めて行われた。こういう場所でトークをやったのは初めて。

(注意!! 埋め込みプレイヤーの調子が悪い時は、プレイヤー左下の「生死と自然界の話@幸せだ大学」などのリンクからMixcloudの音源元に飛んでお聞きください)。

幸せだ大学トーク 2012年9月1日 @こたか商店 (約16分)

 

2013年9月14日土曜日

『脱資本主義宣言』トーク映像@長崎


2012年9月に行った九州トークツアーでの映像。
この話の内容は下北沢・気流舎や福岡・反転地でしたものと大体同じだが、『脱資本主義宣言』について話したいくつかのトークのなかでは、一番練って作ったもの。内容の一部を記すと…。
●資本主義のいくつかの批判すべきポイントのなかでも、自分が一番バカバカしいと痛感するのは、北の国で行われている過剰生産、過剰消費、過剰廃棄。続けて、シャンプーの新製品開発部署にいた人が「自分の仕事はゴミを増やすだけだった」と自省する文を読み上げる(このあたりの話を、五輪でもっともっと工事ができるぞと熱狂している人々に聞いてもらいたい)。
●『ウィ・アー・ザ・ワールド』はなぜ自分にとってピンと来なかったのか。南の貧困も、自分の問題とつなげて考えることの大切さ。
●ドールやユニクロがやっている海外戦略の異常さ。
●我々の多くは身のまわりのモノがどこでどうやって作られるか何も知らない。そんなことは人類史上初めてのこと。自然界とのつながりも忘れつつある。すべてのつながりに関して、集団健忘症に陥っているようなもの。

等々。最後には『脱資本主義宣言』の自然界に関する一節を朗読する。ここは、今までに書いた文章のなかで一番よく書けたかもしれないと思っているところ。



『脱資本主義宣言』トーク映像@長崎 
(2012年9月24日Share空間&BookBar "原田" にて)
http://www.ustream.tv/recorded/25672593
司会をしてくれているのは一緒にネットラジオをやってきたココペリさん。自分のトークは14分目あたりから約1時間。その後1時間半、質問や会場との討論。2時間05分目あたりから、たまたま長崎に来ていた外山恒一氏の乱入(?)あり。

2013年8月31日土曜日

STOP TPP!! 首相官邸前アクション

ちょうど一年前に、官邸前で「STOP TPP!!アクション」が始まった時のスピーチ。
日本が1960年の所得倍増計画で、農業の人口を6割減らし、工業の企業を儲けさせるという国策をぶち上げて以来、この国は今もずっと同じことをやっている。こんなに農業を軽視している国は先進工業国のなかにもない、という話などをしている。
自分の父親は高度成長を支えた昭和一桁世代で、若い人は「高度成長期とは羨ましい」などと言うのかもしれないが、自分は親の世代を見て「こんなふうにはなりたくない。会社人間なんか嫌だ」と思った。「経済のため」というのは「企業の儲けため」ということなのだ、という話も。
官邸前抗議は、選挙制度が機能していない国での「直訴」だとも。

「経済のため」は「我々の幸せのため」ではないという『脱資本主義宣言』に散々書いた言葉を、アベノミクスだ、景気回復だ、それだけが国民の望むことだ、自民支持だ、安倍支持だと騒いでいるこの社会のある層の人たちに捧げたい。


映像では1時間14分あたりから。紹介してくれているのは主宰の内田聖子さん(PARC)。 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/28187

2012年8月28日 STOP TPP!! 首相官邸前アクション・スピーチ

2013年8月14日水曜日

「脱資本主義講座」@ディクショナリー倶楽部 

昨年の『脱資本主義宣言』出版直後に桑原茂一さんに声をかけてもらい、桑原さんの居心地のいいスペース”ディクショナリー倶楽部(渋谷)”でトークイベント「脱資本主義講座」をやった。
第1部は本の編集者・大久保さんと二人で、資本主義とは何か、計画的陳腐化、英語圏文化の輸入のしすぎ(中盤)など『脱資本主義宣言』に書かなかったことも含め、経済の仕組みの矛盾について解説。ジョン・ライドンが「日本人は(働き)アリだ」と公言していた話(冒頭)や、50年代アメリカでは「家に一人一つのトイレを」という買わせる戦略が使われたことなど、エピソードを交えながら。

第2部では、都内公園において物々交換カフェを営みながらテントで生活している小川てつオさん、いちむらみさこさんに、お金を使わない生活体験談をお聞きした。
前半の余った食べ物の手に入れ方や、捨てられているモノの話は滅多に聞くことができないもの。
また、実際に物々交換をやってみると、モノの交換に「政治」(支配する/される関係)が介入してくるという話は極めて示唆に富んでいる。
贈与・返礼経済の世界それ自体は、必ずしも夢の楽園ではない。それを注意深く、夢の楽園に近づけていくしかないのだ。


『脱資本主義講座』 2012年8月19日 渋谷ディクショナリー倶楽部