イベントのテーマが「宗教」だったので、自殺・死、天国、自然界、物質循環、資本主義、人間中心主義、自意識過剰の地獄、等々の話をしている。以下要点。
●神はいないと思っていた。いるならなぜ、この俺を助けないんだと。天国なんて理科の教科書を見ても、物理的にないからさ。
●自分の体を構成する物質も、生前も死後も、自然界のなかで物質循環している。それを考えたら世界への愛着がわくようになった。
●人間界の経済は、自然界のことを勘定に入れることができないので、歯止めがきかない。
●経済の問題だけでなく、生きづらさも「人間中心主義」から来る。「他人からどう思われるか」ばかり気にして、互いの内面読みにはまっていると、人間関係の外側の世界が見えなくなる。
●鏡を2枚合わせた「合わせ鏡」のなかには、無限に広がる奥深い世界があるように見えるが、実際には何もない。人間が互いの内面を読み合っている様子は、この合わせ鏡のなかを覗き込んでいるようだ。
●「海に降る雪」を思うと心が落ち着く。こうしている今も、北極海のどこかで海にしんしんと雪が降っている。人間も生き物も何もいなくても、世界はずっと続いている。
※ちなみに「幸せだ大学」はロバート・de・ピーコ企画のイベントで、この会は中野区野方のこたか商店の閉店記念イベントの一環として、店先に人を集めて行われた。こういう場所でトークをやったのは初めて。
(注意!! 埋め込みプレイヤーの調子が悪い時は、プレイヤー左下の「生死と自然界の話@幸せだ大学」などのリンクからMixcloudの音源元に飛んでお聞きください)。
幸せだ大学トーク 2012年9月1日 @こたか商店 (約16分)
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