2017年11月15日水曜日

鶴見済 × 江上賢一郎 0円ショップと贈与経済

2017年11月12日、三鷹でのTERATOTERA祭りの一環として、駅前で行われた0円ショップでのトーク。

0円ショップとは何か、なぜ資本主義の社会のなかに贈与経済が必要なのか、なぜ我々の人生は労働と消費のみになったのか?街のなかに居場所を作ることの価値について、日本の路上は使えなくなっている等々、色々な話をした。

お金と人間関係の話での名刺の例えは、意外によかった。もし名刺を貰った時にこちらも持っていれば、二人の関係はそこで終わってしまうことが多い。けれども持っていなければ、こっちの連絡先はあとでメールで送ったり、それに返事が来たりと、ぐずぐずと続く。前者はお金を使った即時決済のやり取り、後者はお金を使わない贈り物とお返しや貸し借りのやり取りにとてもよく似ている。
そうやってできる人間関係は、学校のクラスなどとは違う、緩い楽な関係だ。
 
0円ショップは、路上に家庭の不要品を持ち寄って道行く人にあげるという、街頭贈与アクション。放出してくれる参加者も募っている。
ツイッターアカウント⇒ @kunitachi0yen 
ゼロ円ショップ(映像作家・中森氏によるインタビューと現場の様子)

江上氏は、アジアをはじめとする世界のオルタナティブ自立スペースを訪問しては日本に紹介してつながりを作っている研究者として自分はなじみが深いが、多才な人。今回は「路上の学校」として祭りに参加した。
TERATOTERAというアート集団は、今年武蔵境でReally Really Free Marketも開催している。


2017年9月14日木曜日

トークの文字起こしをしてくれているサイト

このサイトにあがったトークの文字起こしをしてくれているサイトがある。
すでに各トークの下には、リンクを貼らせてもらった。
tsurumi's yomeru 
それがこのサイト。

そしてその上位のサイト、
Wataru Tsurumi in Movement
では、自分の公にした活動とその関連情報のほぼ全てを掲載してくれている。
しかもこのサイトは、「ワタル・ムーブメント完全解説」のタイトルで、もう20年近くも続けてくれている。
さらに、ある意味自分より詳しく完璧に、自分の書き始めた当初からの活動情報・関連情報を把握して掲載してくれているのだ。
ありがたいかぎりだ。

2017年8月6日日曜日

pha × 大原扁理 × 鶴見済トーク2016( 後半)

去年の3人トークの後半。
後半はイベントのタイトルである幸福の自給自足について。

物質的なことだけでなく、何が幸せか、善悪の基準などなど、押し付けてくる方面に依存しないこと、全体主義的なものに巻き込まれないこと、等々について。すぐに巻き込まれそうになるけれども、という。

自分としては、「自分の見栄など他の価値のため、将来のためなど、何かの手段としてすることではなく、そのこと自体が楽しみである自己充足的なことが自給自足だと思えるので、それを増やしていきたい」という話などした。
「社会を変えるとは政治を変えるだけではない」といった話も。




・会場・下北沢B&Bによる告知

2017年7月8日土曜日

pha × 大原扁理 × 鶴見済トーク2016( 前半)

2016年12月にやった3人トークイベントの第2回。
「それぞれの幸福の自給自足法」が今回のテーマ。
大原扁理君が企画してくれて、テーマの提案も大原君。
phaさんの『しないことリスト』、大原君の『年収90万円で東京ハッピーライフ』の刊行記念も兼ねていて、本のことや近況を話しているうちに前半は終了。
それでも、
「そんなにちゃんとしなくてもいいよと、世の中だけでなく、そうしすぎる自分自身にも言いたい」という話、
「自分の幸せを追求してもいいのだ」
という話など色々。

自分としては、
「みんなと同じこと、まわりから「いいね」と言われるようなことばかりやって生きていくのは、何も考えなくていいという面では楽だが、本当は不自由できつい」
「現代では人間相手の仕事ばかりになったが、昔は自然や物を相手にする仕事ばかりだったので、ずっと対人関係が得意でない人が普通だったはず
など言えてよかった。



・朝日新聞が紹介してくれた記事「捨て去りたい モノ手放し心みつめる
・会場・下北沢B&Bによる告知

追記:
トークの感想を書いてくれた方がいた。とても参考になる。
【生きづらさ】pha/大原扁理/鶴見済トーク/2016(前半) (のんき屋K)